Chinese Independent Film Festival in Tokyo
 主催:
 中国インディペンデント映画祭実行委員会
 共催:
 ポレポレ東中野
 協力:
 慶應義塾大学文学部中国文学専攻
 プラネットプラスワン
  
  栗憲庭電影基金会
  重慶民間映画交流展
     

ジャライノール

紮賚諾爾/JALAINUR
日本初上映
2008年/92分/HDV/Ch+ En
内モンゴル・ジャライノールの炭鉱で蒸気機関車の運転士をしている朱とその弟子の李は、良きパートナーであった。 だが朱は娘夫婦と暮らすため炭鉱を離れることに。それを知った李は、朱が行く町まで見送ることにする。
風景の美しさもさることながら、男たちの表情に監督の力量を感じずにはいられない傑作。

監督:趙曄(チャオ・イエ)
1979年北京生まれ。北京電影学院アニメーション学科卒業。デビュー作『馬烏甲』(06)が各国の映画祭で注目される。2作目となる本作では、釜山国際映画祭で国際批評家賞を受けたのをはじめ、シンガポール国際映画祭、グラナダ映画祭、上海国際映画祭などで数々の賞を獲得している。  

グッド・キャット

好猫/GOOD CATS

2008年/103分/HDV/En 協力:大阪アジアン映画祭アジアンミーティング
四川省自貢の不動産会社で社長の運転手をしている羅亮は欲のない男。妻からのプレッシャーもモノともせず、 とても気楽に生きている。しかし、そんな彼の暮らしにはたくさんの不安要素があった。 社会風刺を得意とする監督が、黒猫白猫論からタイトルを取った本作で、経済成長の陰にある社会の歪みを浮き彫りにする。

監督:応亮(イン・リャン)
1977年上海生まれ。北京師範大学芸術科で映画を学び、その後重慶大学で映画監督を専攻。本作は『あひるを背負った少年』、『アザーハーフ』に次ぐ長編3作目。ブリスベン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したほか、全州国際映画祭、 バンクーバー国際映画祭などに出品されている。  

小蛾(シャオオー)の行方

血蝉/LITTLE MOTH

2007年/99分/DVCAM/En
病気で歩けなくなった11歳の少女・シャオオーは、千元である夫婦に売られ、街角で物乞いの商売をさせられる。ある時、やはり物乞いをしている片腕の少年から逃亡をもちかけられる。かくして2人の逃避行が始まるのだが…。
中国の闇を描く社会派ドラマでありながら、スリリングな展開からも目が離せない。

監督:彭韜(ポン・タオ)
1974年北京生まれ。北京電影学院文学科卒業。学生時代から短編作品が海外の映画祭で紹介されていた。 本作は世界の50を超える国際映画祭で上映され、ロカルノ、カイロ、香港などで賞を多数獲得している。東京でも『リトル・モス』のタイトルで今年の夏に2回上映されている。  

武松の一撃

武松打我/Lost In Wusong
日本初上映
2005年/93分/16mm→DVCAM/Ch
水滸伝の豪傑・武松に憧れる門徳松が、念願かなって武松の映画を監督することに。ところが主演俳優は決まらないし、プロデューサーとは揉めるし、女優からは色目を使われ、トラブルも続出。奇跡を待ち続けるこのダメ青年に、明日はあるのか。主演は『おはよう北京』の余皚磊。

監督:陸一同(ルー・イートン)
1963年北京生まれ。86年から多くの映画やドラマの撮影に参加。欧米で芸術家、俳優として活躍した経験も持つ。監督デビューとなった本作は、香港国際映画祭国際批評家連盟賞、ブリュッセル国際インディペンデント映画祭最優秀主演男優賞を受けたほか、十数カ国の映画祭に参加した。国家電影局からの上映許可も得ているが未公開である。  

牛乳先生

一只花奶牛/The Black And White Milk Cow
日本初上映
2004年/98分/DVCAM 
父を亡くし、高校を退学して田舎に帰ってきたチンションは、村長から小学校の先生に任命される。だが村は財政難。村長は、給与の代わりにチンションに乳牛を一頭与え、 牛乳を売って金にするよう勧める。子供たちの成績は優秀で、牛も元気に乳を出し、とても順調に思えたのだが…。
最近注目を浴びている楊瑾監督のデビュー作。

監督:楊瑾(ヤン・ジン)
1982年山西生まれ。00年から山西電影学校で、04年から北京師範大学で映画を学ぶ。本作はフリブール国際映画祭、ニューデリーアジア映画展で賞を獲得。『二冬』(08)が釜山国際映画祭で特別賞を獲り、次作がロカルノ国際映画祭から資金提供を受けるなど、今注目すべき監督の一人である。  

新鋭監督短編集

新鋭導演短片集/The New Short Films
日本初上映
88分/DV
昨年、重慶民間映画交流展で上映された作品群の中から、80后と呼ばれる80年代生まれの監督たちによる短編4本をセレクト。若手の作品から将来の中国インディペンデント映画を探る。

阿Q魚伝(Q魚的下午/F.I.L.L K.I.S.H)
監督:林哲楽(ゼロ・リン) 2005年/10分 
キャンディ(糖果/CANDY)
監督:趙楽(チャオ・ルー) 2007年/16分 
息子とゴキブリ(儿子與蟑螂/Son and Cockroach)
監督:欧陽杰(オウヤン・ジエ) 2007年/37分/Ch
北京へようこそ(北京歓迎/WELCOME TO BEIJIN)
監督:盧茜(ルー・シー) 2008年/25分/Ch  

収穫

麦收/Wheat Harvest
日本初上映
2008年/98分/DVCAM 
ホンミャオは北京の床屋で働く、いわば風俗嬢である。仲間や男友達に恵まれ、楽しく毎日を過ごしている。しかし、故郷の父が深刻な病気にかかっており、彼女はその治療費を負担していたのだった。 社会の底辺と思われがちな人々を、生き生きと魅力的に見せてくれる強くて優しいドキュメンタリー。中国でタブー視される性産業従事者を正面から撮ったこの作品は、香港や台湾でも物議をかもした。

監督:徐童(シュー・トン)
1965年北京生まれ。スチールカメラマンとして働く傍ら小説を執筆。映像作品は本作が初めてながら、 雲之南記録影像展、香港華語記録電影節で賞を獲り、シネマデジタルソウルでは大賞を受賞している。  

俺たち中国人

我是中國人/I'm Chinese
日本初上映
2007年/75分/HDV/Ch
ロシアと国境を接する黒竜江省のある村には、第1次大戦中に逃れてきたロシア人の末裔たちが暮らしている。ロシア人の顔をし、中国国歌も満足に歌えない彼らだが、自らのアイデンティティを中国に求めている。そんな村人たちの冬の生活を、ある兄弟を中心に捉えたドキュメンタリー。 社会学的な対象としてだけでなく、強烈なキャラクターも魅力的。

監督:沈少民(シェン・シャオミン)
1956年黒竜江省生まれ。現代アートの世界では高名で、アメリカやヨーロッパでも数々の個展を開いてきた。 本作が初の影像作品。于広義監督の『最後の木こりたち』ではプロデューサーを務めた。影像作品は本業ではなく、映画祭に応募したこともほとんどないが、現在も幾つかの作品を撮影中。

オルグヤ、オルグヤ…

敖鲁古雅…敖鲁古雅…/Aoluguya,Aoluguya…
日本初上映
2007年/81分/DV/Ch+ En
内モンゴル北部に暮らすエヴェンキ族は、政府から狩猟を禁止され、新しい居住区へ移住させられた。しかし、彼らの一部はオルグヤの森に戻り、昔ながらの生活を続けている。夫と死別し、子供とも離れて暮らすリュウ・シアは、アルコールが手放せない。弟のウェイ・ジアも、目標を見失って酒びたりの日々。そんな彼らを酋長のマリアが見守る。時はゆっくりと流れ、遠くにトナカイの声が聞こえる。(ドキュメンタリー作品)

監督:顧桃(グー・タオ)
1970年内モンゴル生まれ。内モンゴル芸術学院で油絵を、その後北京で写真を学ぶ。写真家としても活躍しており、受賞歴も多数。03年からオルグヤのドキュメンタリーを撮り続けており、広州国際ドキュメンタリー映画祭で賞を受けている。
 
 ※すべての作品に日本語字幕あり  Chは中国語字幕 Enは英語字幕があることを表す
 

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