映画祭について

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本映画祭は企業スポンサーもなく、行政からの支援もなく、有志だけによる完全に草の根な、まさにインディペンデントな映画祭です。 2008年8月に始まり、2009年からは2年に1度、12月に開催するようになりました。 活動資金は決して十分とは言えないながらも、これまで中国や国内から多くのゲストを招き、大学などとも共同イベントを開催し、中国のインディペンデント映画を日本に紹介し続けてきました。 回を追うごとに作品やゲストの数も増え、2013年に開催した第四回では、上映本数14本、中国からのゲスト16名でした。

中国ではインディペンデント映画のことを「独立電影」と呼びます。
中国の映画産業は国の管理下にあり、非常に厳しく、基準が曖昧な検閲が行われています。 その内容は政治批判や性描写・暴力描写などにとどまらず、宗教に関することや少数民族に関すること、同性愛を描いたもの、幽霊やオカルトなどの非科学的なこと、その他審査員が道徳的でないと判断するあらゆることが規制の対象になります。
また、経済成長にともなって映画産業も成長し、数多くの国産映画が作られるようになっている中国ですが、映画館といえばシネコンしかなく、スターが出演する大掛かりな商業映画でなければ劇場公開されないという、非常に偏った状況です。
「独立電影」とは、こうした映画産業のシステム、あるいは商業的な制約から独立した、自由な精神で作られた映画のことを指します。 中には検閲を通している作品もありますが、その作風はいわゆる商業映画とは一線を画する独自性を持っているし、多くは検閲を受けようとさえせず、国内で劇場公開できないことを承知で、より自由な表現を追求して作られた作品です。 きっと、中国にこんな映画があったのか、中国人はこんなことになっているのか、といった衝撃を受けることでしょう。

このサイトでは、映画祭前にプログラムを紹介する以外にも、中国インディペンデント映画についての情報を頻繁にアップしていきます。